普通のコイルスプリングは、コイル軸方向に伸縮するのみですが、Bal Seal Engineering 社 の斜め巻きコイルスプリングは、一巻き毎に傾斜方向に倒れることができるので、コイル巻き径としては、一方向に圧縮することができます複数の機能を兼ねることができるため、部品点数の削減・重量の低減・小型化・コストダウン等にもお使いいただけます。
ラジアルスプリング
スプリングのラジアル方向にコイル巻き径を圧縮することができます。
アキシアルスプリング
スプリングのアキシアル方向にコイル巻き径を圧縮することができます。
ばね特性
スプリングのアキシアル方向にコイル巻き径を圧縮することができます。
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圧縮可の方向のコイル巻き径をコイル高さと呼んでいますが、圧縮力とコイル高さの関係は、下記グラフのような非線形なばね特性としてプロットできます。
従来の弾性体の反発力を利用した製品(O-ring / V-spring / Ribbon spring)に比べ、たわみ量を大きく確保しつつ、反発力の変動を少なくすることができ、スプリングの傾きと線材直径を調整することにより、下記グラフの
HEAVY,MEDIUM,LIGHTのように、同一のサイズでも、より理想的な力学的特性を選択することが可能になります。
スプリング製品詳細 シール製品詳細 お問い合わせ スプリングのサイズ
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製作可能なスプリングのサイズは、おおむね線材直径とコイル高さによって決まります。
下図はラジアルスプリングの標準的な製作例です。
(型式:102(MB) は、10xシリーズのコード2(コイル高さ)、ばね特性:MEDIUM)
最小サイズは、コイル高さ:0.4mm 、スプリング内径:0.5mm まで
最大サイズは、コイル高さ:16.7mm 、スプリング内径:1800mmまで
となっておりますが、実際の値は材質・使用条件により変わりますので、お問い合わせ下さい。
スプリングの材質と表面処理
スプリング材質の特性
メッキ材質の特性