紫外線照射用のUV光源として、水銀キセノンランプと超高圧水銀ランプの特徴は何ですか?
一般的に以下のことが挙げられます。
水銀キセノンランプ
・水銀とキセノンガスを混合封入した特性から、紫外領域におけるスペクトル強度と幅が大きいと同時に紫外~可視~赤外域に渡る広いスペクトル輝線群を有す。
・瞬時点灯・安定、瞬時再点灯が可能。
・旧来弱点であったアーク発光点の安定性も向上し、安定した紫外線照射用光源として有用。
超高圧水銀ランプ
・紫外線波長領域の中で有用特定波長をピークとした輝線スペクトルを持つ。
・使用されている水銀の特性上、瞬時点灯・安定、瞬時再点灯に不得手な反面、強い放射エネルギーを持つ。
・アーク発光点が小さく高輝度なため、高出力かつ均一な照度分布が得られる紫外線照射用光源として機能する。
UV用石英製光ファイバライトガイド標準品(出射径5Φ)のUV光出力は、ストレートファイバに比べ2分岐光ファイバLGは半分、4分岐光ファイバLGでは1/4になりますか?
多分岐ライトガイド(→光出射口複数化)採用によりUV光出力は低下しますが、単純に1/2、1/4にはなりません。UV照射装置DATA(PDF84KB)参照
UV照射装置とUV石英ライトガイドを使用し、特定エリアを均一にUV照射するには?
集光レンズML-30U、石英均一照射レンズML-25QR-Lをご使用下さい。なおML-25QR-Lの照射均一度は約±10%以内です。
UV光源各装置の分光分布特性は?
特定波長(例: 254nm)出力についてご質問、ご希望等ございましたら弊社までお問合せ下さい。
インライン型UV照射装置のUVランプ出力は任意に選べますか?
ANUP-8000シリーズの標準ラインアップ、1kW, 1.5kW, 2kWからお選び頂けます。その他3kW, 4kW, 6kW, 8kWが特注対応可能です。
紫外線照射用UV光源に石英製以外の照明用光ファイバライトガイドは使えますか?
UV光源に使用できるのは石英ファイバ又は一部リキッドファイバのみです。可視光照明に通常用いられる多成分ガラスファイバ、プラスチックファイバは紫外域波長を殆ど透過させないため、実用的ではありません。またUV光源出射部は高温となるため、ファイバは500℃の端面耐熱仕様が必要です(モリテックス製UV石英ライトガイドは標準対応済)。
ライトガイドは何φ、何分岐まで製作できますか?
入射側(光源装置側)の結束径(最大φ10)以下で任意に製作可能です。但し多分岐になるほど出射側(照射側)の結束径が小さくなります。
ラインライトガイドのライン長はどのくらいの長さまで製作できますか?
ラインライトガイドは入射側(光源装置側)の結束径(最大φ10)のファイババンドルを先端部でライン配列加工します。ライン光の太さ等仕様によりますが、実用的には200mmL程度まで可能です。任意の長さ、ライン精度等についてご検討の際は弊社までご相談下さい。
モリテックス製UV石英ライトガイドの光ファイバにはどんなものを使っていますか?
弊社石英光ファイバ製品にはMSS200/208A等の石英光ファイバを使用しております。なお使用する光ファイバは、製品品目により、また仕様の変更や改善の為変わる場合があります。
バンドルファイバの長さはどのくらいまで製作できますか?
仕様により数~数十mまで製作可能です。
UV照射装置用のランプ(LUMシリーズ)は、ランプ平均寿命が過ぎると切れてしまいますか?
弊社でのランプ平均寿命とは、定格電力で連続点灯した複数のテストランプがその後全消灯或いは光束50%低下になった時間の平均を示します。従いまして平均寿命時間後はランプがすぐに全消灯するということではありませんが、寿命後のランプは破裂の恐れも高くなりますので安全のため早めの交換をお勧めします(UV照射装置DATA「ランプ寿命特性」(PDF84KB) 参照)。
出射側光ファイバライトガイドの端面からは光と供に熱は出ますか?
高出力ランプと光透過率の良い光ファイバの組合せのため、相当する熱は出ます。対象ワークに応じ熱線カットフィルタ MUV-PF等をご使用下さい。
UV石英ライトガイドに使用されている光ファイバのNAは?
0.22(≒12.7°)です。
多分岐の光ファイバライトガイドの各分岐ファイバ間の照度ばらつきはどの程度ですか?
±10%以内程度です(参考値)。
光ファイバライトガイドの耐屈曲性はどの程度ですか?
弊社テスト条件下で10万回以上です(参考値)。屈曲、摺動部への設置について詳しくは弊社までご相談下さい。
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